「何とかページを書ける人間を捕まえました、頂いた件についてはなんとかなりそうです」
「そうですか、良かったです、とても助かります。で、これが追加です」
「追加…?聞いておりませんが?」
「数ページですよ、まだ決定でないので、明後日資料をお出しします」
「(パラパラ)…なんか凄く『豪華に』とか『美しく』とか『Macっぽく』とかスケッチでありますけど、これは画像が頂けるんですよね?」
「いやいや、勿論デザイナーさんに綺麗にやってもらいますよ」
「さすがに残り二日では…」
「できないんですか?その人デザイナーでしょ?」
「うーん…」
「たしかに殺人的なスケジュールではありますが、お願いしたいと」
「(自分で言うか!?(;´Д`))」
「ムリですか?」
「既に頂いております分についてはお受けできますが…」
「ムリ?」
「難しいかな、と」
「…なんだよ、人つかまえたんでしょ?難しくてもやらせればできるんでしょ?」
「彼でこの量は二日ではとても難しいですね」
「じゃぁさー普段○○○さんが使ってるデザイナーの人は?ダメなの?」
「彼は今他の作業中でして」
「こっちにわりあてられないの?この人そっちでつかえばいいじゃない」
「えーと、彼も御社の別案件で動いておりますので」
「…わかったよ」
「申し訳御座いません」
「でも、一度だけ聞いておいてよ、ムリできない?って」
「(聞いていない)で、ですね、えー申し訳御座いません、残念ですが現在の所追加の件につきましては弊社では満足にお受け出来ないと思われます」
「聞いておいてよ?」
「(聞いていない)とりあえず最初の分につきましてはお受け出来ますので、お見積もりをお出し致します」
「(高いといいたげな顔)」
「(いやならやらんという顔)」
「(怖い顔)」
「(ちょっとくらい怖い顔しても全然こわくねーよの顔)」
「(お前に仕事回してやってるの俺だぞという顔)」
「(まかり間違って俺が手引いたらシステム止まるし、お前の好きな機会損失とやらが莫大になるぞ、責任取って首になるのお前だぞという顔)」
「わかりました…では頂きました見積もりを精査し、またご連絡差し上げます」
「早めにお願いします、時間も限られておりますので」
「わかってますよ」


あれれ?なんかギッスギッスしだしましたよ?
険悪だね!(´ー`)怖いね!


まあ、後の電話には双方明るい声で笑いながら打ち合わせたんですけどね、別件だし、オトナだし。