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ここから下は愚痴だから読まないほうがいいよ!
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いま、ある仕事でウェブサイトのリニューアルをやっている、しかしどーにもつらい。
話のプレイヤーは、弊社リーダー(漏れ)、客リーダー、客社内、である。
客リーダーは鼻息も荒い若い人(30前?)である、以前の担当者からバトンタッチしてきた新しい人間で中途入社、元大手IT企業F通に所属していた経緯を買われてリーダーに抜擢されたのだろう。実際には知識も腕も経験も見あたらないのと、たまに感情的になるのがタマに傷。
悪い人間ではないのだが、大手SEらしい事に、口と表情にやる気が有るが手はうごかず。注文を付ける口だけはずいぶん達者なのに私は最近閉口気味である。経験が浅いからか恫喝が今ひとつヘタなので、私としては助かっているが、まぁどこにでもいる人だ。
彼は今回のリニューアルで、自分の株を上げようと色々考えている様だ。私と以前の担当者が今まで無難にこなしてきたので、のっかる形でまずは最初の成果を安全に取りたいのだろう。これからしばらく付き合うのだし、是非期待に応えたいと私も張り切っていた。
さて、話をもどして、辛い現状の具体例を書こう。今、あるインターフェースのデザインが決まらない。
既存のサイトは貧弱なので改良すべく私は彼とアイディアを練った。良さそうなデザインができ、彼は社内に掛けたのだった。
結果、思い切り修正されてもどってきた。目玉の箇所まではずされていた、替わっているのは色くらい。
どうにも彼は会話の中にやたらと横文字を混ぜたり格好いいことは言えるが*1、議論になると突然黙り込んだりしてしまう、相手が私(目下)ならば行儀良く待つが、議論ではたたみ込まれてしまう。それに中途採用の弱みで、今までの泥臭い経緯がわかっておらず、おそらく誰かのしっぽを踏んだのだろう(以前のデザインにGOを出した人は偉い人)。
ま、とにかく、今のサイトよりは良くなるだろうと私も自負あるアイディアなので、引き下がらず色々反論の理由をだしたり、歩み寄るアイディアをさらに色々出した。それをもって担当者はまた社内へ出したのだった、しかしまたしても惨敗。
二度あることは三度ある、担当者もより客先の気質を知る私はもうムリだなと悟り、「今回通せないなら次回へ」と言うが彼のプライドは許さないらしい。彼はまた多少書き直し最後の勝負にでたらしい。
そしてついに、納得行く結果になりました、と明るい顔でやってきた、自分の案が多少は通ったと言う。そりゃあ粘った甲斐がありましたね、やりましたね、と私も賛辞を送った。
しかし案をみてみると、一部のアイテム配置と色とアイコンがかわっているだけである。「インターフェース」はさっぱり替わっていない。
担当者が納得している様なので、あえて突っ込みもしないし、もう何か言うつもりもないのだが、ああ、朝三暮四ってこの事を言うんだなあと思った。
あと、社内の人間が時間を引っ張れるだけ引っ張って決断をブレさせる手法*2に掛かってしまったのだろうな。海千山千のオッサン連中に若い彼はキリキリ舞と言った所だろう。
そして彼にひきずられて、俺もきりきり舞いである、まったく迷惑な話だ。
「能力と判断力と権限がない人のOKはOKではない」というのは当たり前の事だが、担当者がこんな感じで一事が万事この調子なので本当に仕事がはかどらない。正直人間的にも好きではないし、早く担当者が替わってくれないかな、と最近しきりに願っている。
という愚痴。