キャラの印象が薄いのは描写にも難が有ったと思う。つまり目が死んでいた、キャラの表情から受け取る情報量が少なかったと言える。
キャラのアップに耐えられない大きな理由の一つは目(とその周りのしわとか)だった、瞳孔は変化しないし、ほとんど前を見るだけで揺らぎも少ない目はどうにも@みらいでたまにURAが出るリアルドールの印象を受けた。
感情などの情報伝達が少なくなって、いまいちこちらに薄い気分を味合わせる結果となったと思う。
ただ、トイ・ストーリー等を思い出すかぎり、これは3DCGの問題ではなくToon Shadingの現時点の問題なのかもしれない、陰の情報をバンバン捨ててアニメ絵を作っているが、反面顔のしわの情報がかなり欠落する(元々モデル化しなくなるな)、そうなるとかなり人形くさくなるな。

後、他にも表情以外に、キャラを動かすのにIKを使わず、クロスシミュレータをつかっていると思われる場面があったのだが、白衣などの挙動がちょっと不自然だった。劇場でやるのだからそのあたりのクオリティは追求してほしかった、重要なシーンなのだし。

他にもトイ・ストーリー等と比べて無駄な動きがなさすぎた、もっと人間ふらふらしてる物だと言われるが、ASはやたら動きがスムーズでアリガチな3DCG臭さを消せていなかった気がする。FPS見てるみたいな印象はここからか。
まあこの辺り日本のセルアニメ文化なのかもしれないが。


今後3DCGアニメはどんどん増えてゆくのだろうが、こういう余地がまだまだある事を考えると将来に期待ができるなあ。
特にToonShadingは今後の進化が期待出来る。


で、ここで2Dと3Dのハイブリッドであると言われるイノセンスに期待が持てます!、つーかイノセンスも今月14日終了だよ!(;´Д`)いそがなきゃ。