APPLESEED見てきた。14日に公開終了らしいのでぎりぎり滑り込みセーフ。

どうでもいいんだが、世界の中心で愛を叫ぶだっけ?あれの主題歌?平井健の、あれが上映前になんかしらんが10回くらいループして、そんなプッシュプッシュかよ!何年前のTVCMだよ!とか思ったり、あまりのしつこさにツボにはいって吹き出すのをこらえるので必死だった、卑怯だ。


さて、最初から話題のフル3DCGの映像に目がいった、なんだこのトゥーンシェーディングは、もっとマシにできなかったのか?とか思いながら見てましたが、途中からはあまり気にならなくなりました。漏れ的にすごいおしっこにいきたくなった事と無関係ではないと思いますが、悪くはなかったと思います、顔アップはちょっと耐えられなかったが…。キャラはともかく、背景の情報量はなかなか多かったので見ごたえはあったと思います。ああ、でも白衣とか、洋服の演算はもうちょっと努力してもよかったんじゃないのか?
CGの本領発揮である建物やメカの描写、とりわけメガストラクチャーであるところのオリンポスやその他建物で思い切りカメラが動く所はなかなか良かった。そこらのハリウッド映画と違って、ここが肝だと考えていたらしく、きちんとオブジェクトが作られていて、なおかつ3DCGならではの情報量の多さで空想世界の空を飛ぶ感じがよく出ていた。まー3DCGだけあって、なんか途中はHL2のDEMOを見ている様だとか思ったりするくらいありがちで安っぽい雰囲気もしたがね。
まあ甲殻みたいなシーンを極端に抑える逃げはなくて、とりあえず目標に向けてがんばりましたというのはよくわかった。


で、なんていうか、特筆すべきは原作を知っている人ならわかるかもしれないんだが、ASはストーリー、というかプロットが難解で、大筋を理解するにも複数回読まなければならない原作なのだが、なんと映像版である今作は話がスルスル飲み込めます。すごい!映像作品の方がよくわかるなんてめったにないぞ!。まあ映画ならではの臭さはありますが。
それでいて原作同様の説明臭さがきちんとのこっていて、これは観客に説明するためなのか、それとも原作を忠実に再現したのか理解に苦しむ箇所が何箇所かあってワラタ。しかしまあ説教くさくまではならず、説明がクドいぎりぎりのラインで押さえられている様には感じて上手いと思った。まあここら辺は個人差ありそうだがキャシャーンで耐性ついたか?
さておき、反面ブリアレオス等の描写が薄く、後ろの女の子二人連れはサイボーグをロボットと勘違いしている節があったりもしたり、爺さん方の設定が微妙に変わっていたりするのにはちょっとさびしくなった、映画版AKIRAを見てる気分だった。
後、最後のシーンはJAを思い出した、ああああここにもエバの呪縛が!十字架が!パスワードはキボウ!


後、人から聞いていたが音楽はよかった、半分くらいブンブンサテライツのデジロック。オタク臭いがまさにピッタリ、それでも画面から少々浮く感じもあったが、鼓舞する感じは出ていて非常によかった、サントラ買うかなあ。


まあまとめてみると良かったと思います、面白かった。原作が好きな人なら面白いのではなかろうか。少なくとも昔でたアニメ版よりは出来がよかった、笑い。


まぁー多分最近見たのがキャシャーンだったから、面白かったと感じたのかもな。しかし女の子多かったな、なんでだろ?、そういうアニメだったのか?